ビクトル・ユゴーの鳥の詩。
Facebookでよく昔の投稿があがってくるのですが、先日あがってきた6年前の投稿で思い出した詩です。
〜〜〜
しばし羽を休めた枝が
細すぎて折れるかと思えても
それを感じながら
いざとなれば飛べばよいと
気楽に歌い続ける
鳥のようであれ 〜〜〜
この詩に出会ったのは、私が専業主婦で子供がまだ小さくて、社会との繋がりが子供を通してでしか感じられなかった頃。
二人目を出産して間もなくで、親族間でもちょっといざこざがあり、先行きが不透明で鬱々としていた頃。
ターシャ・チューダーの世界が好きで、彼女が自分の好きな言葉たちを集めた絵本の中にありました。
この詩をみた時、それまでの考えが一瞬にして大きく変わったのを感じました。
それほど、この詩は、その時の私の気持ちの状態を言い当て、目を覚まさせてくれました。
「そうだ、今の私は、羽があるのに、枝が折れて落ちたらどうしようと悩んでいる鳥と同じなんだ」
そう思ったら落ち込んでいるのが馬鹿馬鹿しくなって、一気に霧が晴れた記憶があります。
私の中で、この頃が一番孤独を感じていたころかもしれません。
あの頃は、事あるごとにこの詩を読み直し読み直しして過ごしていました。
おそらく、ターシャもこのような時を過ごしていたのかなと思いを馳せたり…
6年前の投稿があがってきたおかげで、また久しぶりに思いだせました。
すっかり忘れていても、すっかり私の中に浸透しているのを感じました。
詩の力、言葉の力はすごいなあと思います。