「コーチングにおいて最も重要な事は、相手に意識と責任を持ってもらうこと。」ということをジョン・ウィットモアは、彼の著書『はじめのコーチング』の中で語っています。
この意識にはいろんなことがあるでしょうが、特に、自分の本当の欲求に気づくという意味もあると思います。
そして、ここでいう責任は、負わされる責任ではなく、自ら負う責任のこと。
それも、自分の欲求によって選んだことに対する責任だと思います。
自分がやりたくてこれを選んだという意識を持つことが重要であり、それこそが本当に責任を負うということ。
誰かのためだとか、頼まれたからなどが理由だとしたら、それは本当の理由でしょうか?
もし、それが第一の理由なら、それをやることを見直す必要があるかもしれません。
もし全員がその理由だと、そのことについて誰も責任をとる人がいないことになります。
「自分がこれを選んだ理由は、自分がやりたいからだ。」と思えてはじめて、責任を負ったと言えるし、それは同時に自分の誇りとなるでしょう。
そのような意識と責任で選んだことは、例えどんな結果になろうとも決して後悔することはないでしょう。
そのような意識と責任で選んだことは、自分にできる限りのことをするからです。